2019年8月18日 (日)

国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」「表現の不自由展・その後」が開幕からたったの3日で中止となった

 8月上旬に実家TVでこのニュースを見ました。明朗な名古屋弁で話す河村名古屋市長は、「・・・どう考えても日本国民の心を踏みにじるものだね、これは。日本人の税金を10億も使った場所で、あたかも公的にやっているように見えますわね。」と展示を否定していました。
『あいちトリエンナーレ』は愛知県が主体となって3年おきに開催している芸術祭。今回の事業費13億7000万円のうち、愛知県が6億円、名古屋市が2億1000万円あまりを負担。文化庁の補助事業にもなっている公的なイベントです。
企画展のタイトルは「表現の不自由展・その後」。過去に様々な理由で展示が見送られた20点余りの作品を紹介しています。政権批判の記事を使い、強い政治的な主張を込めた作品もあります。
 同展示は、これまでに公的な美術館などに展示され、抗議などを理由に撤去された作品ばかりを集めており、平和の少女像や、昭和天皇とみられる写真を燃やす作品なども展示され、テロ予告や脅迫を含む抗議の電話が殺到しました。
実際、愛知県には1日までに電話やメールで400件の意見があり、ほとんどが「なぜ税金を使った芸術祭であのような作品を展示するのか」などの抗議。2日も批判が殺到したそうです。
名古屋の街での市民の声も流していました。
①  女性:「やっぱり今、韓国とモメたりしているじゃないですか。私は結構、韓国が好きなので…でもトリエンナーレはトリエンナーレで楽しみたいので、政治的なことはできればもってきてほしくない」
②  女性:「その作品を置くことで人の考え方が変わるなら、そういう伝え方もありなのかなと思います」
③ 男性:「(政治とアートを)切り離して考えること自体が無理ですよね、それは」
④  女性:「もともと県や市が運営しているわけだから、最初から考えておくべきだったんじゃないかなと思います」
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 このTV報道をみていて本当に恐ろしい事態だなと思いました。表現や言論の自由への侵害です。名古屋市長コメントや批判メール、市民の声などのところどころに“殺し文句”が出てきます。人の良心や真心を逆手にとり、社会通念を利用して事の本質をはぐらかして、ひとまず相手が言い返せなくすることばのこと。自分はこういうのを“殺し文句”と呼ぶことにしています。「ごはん論法」造語で有名な、上西充子氏(法政大学)は、こういうのを“呪いの言葉”と言っています。
 河村市長は、「どう考えても日本国民の心を踏みにじるものだね」と言いました。人の内面を日本人という偏狭なナショナリズムでくくって、日本人を大切に扱っているかのようなこの種の言葉は、ついうっかり同調してしまいます。日本国民の心というものは定義づけることではありません。
 外部からの抗議メールには、「なぜ税金を使った芸術祭であのような作品を展示するのか」と言うのがあります。河村市長も同じ。これも“殺し文句”です。税金を使うのだから中立公正でなければいけないというよくある論法です。九条を守る様子を描いた俳句を作ったら公民館に掲載を拒否された事件(さいたま市)、あれと同じです。・・・・・・愛知県大村知事はこの河村市長の言動に明確に憲法違反との見解を出しました。知事は“殺し文句”の化けの皮をわかりやすく剥がしました。あっぱれです。
-----------------------------   大村知事コメント --------------------------
 展示中止を求めてきた河村市長の一連の発言について「憲法違反の疑いが極めて濃厚ではないか。憲法21条には、"集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。"と書いてある。最近の論調として、税金でやるならこういうことをやっちゃいけないんだ、自ずと範囲が限られるんだと、報道等でもそうことを言っておられるコメンテーターの方がいるが、ちょっと待てよと、違和感を覚える。全く真逆ではないか。公権力を持ったところであるからこそ、表現の自由は保障されなければならないと思う。というか、そうじゃないですか?税金でやるからこそ、憲法21条はきっちり守られなければならない。河村さんは胸を張ってカメラの前で発言しているが、いち私人が言うのとは違う。まさに公権力を行使される方が、"この内容は良い、悪い"と言うのは、憲法21条のいう検閲と取られてもしかたがない。そのことは自覚されたほうが良かったのではないか。裁判されたら直ちに負けると思う」と厳しく批判。
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 展示批判メールの中には、京都アニメの放課殺人事件を想起させる脅迫もあったそうです。こういうのこそ人の心を踏みにじるもので、犯罪です。メールの発信者をたどって警察当局は逮捕していただきたい。河村市長はこういう脅迫行為には言及せず、どこに目を向けているんでしょうか。マスコミも、暴力的抗議メールについては力を入れて報道しません。
市民の声も情けないと思いました。①と④は“殺し文句”の一種だとおもいます。
 

 さてさて、事の恐ろしさはこういった“殺し文句”にまんまとひっかかり、河村市長のような発想に同調する人が出てしまうことです。中には世論操作のために誰かがわざと画策して批判を寄せているのもあるでしょうが。脅かせば何でも引っ込むという事態がまかり通ってしまうことが恐ろしいです。暴力の肯定です。

2019年7月 7日 (日)

13年超えの自動車税

 ガソリン車、LPG車(プロパンガス車)は13年を超えると自動車税が概ね15%増税となる。自分の車もその負の恩恵にあずかった。増税の理由は「一定年数を経過した車両の環境への影響を負担してもらうため」簡単に言うと「古い車は環境に悪いので、性能、環境にも良いエコカーに乗り換えて欲しい。」ということらしい。そんな目くらましには騙されない。ちょっと考えればわかる。同じ車を長く大事に使うことと、燃費の良い新車を使うことと、どちらが環境への負荷が大きいのか。車を生産するのに製鉄から加工、ハイブリッド車に至っては大容量のバッテリーで大量電力消費、希少金属の使用・・・どれほどの資源や電力を使うことだろう。物を長く大事に使うことの方がはるかに環境に良い。維持管理にコスト(人手)をかけるので、仕事が増え町にもお金が入る。地域経済にも良い。この13年超えの増税は、車を買い替えなさいと暗に車資本の利益のみを応援しているようなものだ。地球環境のことを真剣に考えているとは思えない。

3月10日 東京大空襲から74年で追悼式典 東京都庁で犠牲者を追悼する式典のニュース

 都知事のあいさつでは、「戦争を知らない世代が社会の大半を占めるようになり、戦争の記憶の風化が懸念されている。いま享受する平和と繁栄は多くの都民の尊い犠牲のうえに築かれていることを肝に銘じ、平和の大切さを伝えていかなければならない。」と述べたそうです。
偉い人が平和の式典でよくするあいさつだ。平和を切望する話のようだけど何か変な感じがする。
① 平和を享受というけど、平和って享受するものなのでしょうか? 平和であることは当然の状態でしょうに。
② “平和と繁栄は多くの犠牲の上に築かれている。”これもおかしい。それだと平和のためには誰かが犠牲にならなければならないことになる。戦争したから尊い命が奪われたのであって、平和のためには死んでくださいと言われているようです。
③ “平和の大切さを伝えていかなければならない”とはよく聞くことだけど、こういう挨拶で必
ず触れないことがある。それは、なぜ戦争を始めたのか、空襲される前にどうして降伏しなかったのかということ。それを言ってくれなきゃ、何を伝えていっていいのかわからない。

2019年2月26日 (火)

オシドリの餌をイノシシが横取り  -愛知県-

 最近、愛知県設楽町のオシドリの餌付け越冬地で連日、イノシシの群れが出没し、鳥たちの餌のドングリや古米を横取りしている。との管理人の人の嘆きの記事を目にしました。なんでも餌付けをしている河原にイノシシが出没するようになったのは、2012年の暮れのことで、侵入よけの電気柵を設けてみたが、水に入って迂回(うかい)することを覚えられ、効果なし。昨季まで1日1、2頭だった出没数が、今季は急増しているそうです。加えて、ここでは昨年秋以降、2匹の野良猫が毎日のようにオシドリを襲っているとのこと。新聞だけでなく、地元TVでも放送されています。
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 イノシシや野良猫への嘆きになっていますが、そもそもオシドリに餌をやるその行為が問題です。野鳥の生態を狂わせる給餌はやめるべきです。餌を蒔けばイノシシが来るのは当たり前。害をなすイノシシは困るが、かわいいオシドリはいてほしい、こういう発想かと思いますが。生態系という視点で深く考えて気づいてほしいです。
 オシドリが一ヵ所に集中すれば野猫にやられるものうなずけます。数が集中することで感染症のリスクが高まります、栄養過多や偏重のオシドリが出ることでしょう、本来の習性を忘れるオシドリも出るでしょう。エサ取りの下手な弱い個体も子孫を残すことになり、結果的にその個体群の弱体化を招くでしょう。オシドリだけが増えることも生態系にとってよくありません。ちゃんとした自然保護区では餌付けは絶対にしません。(絶滅回避など特別なケースでは行われますが)
 さらに、この地では観光協会サイトでも紹介されており、地域でいいことをしているという意識で行われていると思われるので事は深刻です。これでは、未来を託す子どもに正しい自然認識が伝わりません。
 この件で地元TV報道ではイノシシの習性やその危険性に話題を振っており、餌付けの是非とか、なぜイノシシが増えるのかという本質的問題には全く触れません。世間の評判を気にして無難なところで済ませようという姿勢です。・・・こういうのは本来環境省や文科省が本腰入れて国民に啓発してほしい。
 北海道ではヒグマに餌を与える観光客がいて関係者を悩ませています。結果的にヒグマが人里に近づき、住民を危険にさらすことになり、やむなく駆除という例が発生しています。北海道ではヒグマ(野生動物)への餌やりは禁止、氏名公表などの罰則もあるようです。(これでもかなり手ぬるいと思いますが)道庁では野生鳥獣への安易な餌付けをやめるよう呼びかけています。     
 他にも座間味のウミガメ、奥日光のサル、六甲のイノシシなど餌やり問題事例は全国で多数。・・・安易な動物愛護を美談にしてはいけません。

2019年1月17日 (木)

相撲解説 北の富士さん いただけない

 若手の台頭で面白い相撲なのですが、開設の北の富士さんの語り、合いの手がいただけません。ムッとくる。今日もまた北の富士なの?って感じで・・・。
 ラジオ放送で、先場所では、「今目薬さしていて見てなかった。」、なんてのがあったと家族から聞きました。今場所では、御嶽海の話題で、「一敗しているので・・・」(北)というのを、アナが話の脈絡を違えたのか、「一敗してません。」(聴者の自分もアナと同じ解釈をした、今日まで五連勝なので・・・)と返したところ。解説は「今から言うの・・」と語調を強めて怒るように言うではないか。アナはすかさず「失礼いたしました。」と返して何とか番組の流れを崩さず事なきを得た。さらに、一番終えた勝利力士へのインタビューで、別のアナが、最後に「明日はどう取り組みますか?」と聞いたのに対して、上げ足をとるように。「明日どう取り組むか聴いたの?言えるわけないでしょ。」と言うではないか。聴者としてはよくある質問で何の違和感もなく聴いていたのだが、ここでもアナは機転を利かせて、「インタビュー○○アナの名誉のために、心構えを尋ねたのです。」とまとめて解説の流れを壊すことなく事なきを得た。さすがプロのアナでした。
 解説は、アナと協力して聴者のために相撲をわかりやすくするのでしょう?客じゃなくて、番組をつくる出演者の一人なのです。普段の個人的な仲間との会話みたいな感覚でいるのです。
 辛口はいいですが、横柄な態度は駄目です。しかも、具体的な技とかその一番の詳しいポイントが少ないのです。辛口なのはいいかもしれないが、心構え、残念だねぇとか、ひどいねとか、素人でも思う感想が多い。その点、舞の海さんや鳴門親方(琴欧州)は、具体的で聞いていて面白い。
 

2019年1月11日 (金)

漫才コンビ「ウーマンラッシュアワー」  村本大輔

 先月夜、何気なく漫才番組を観たら、ちょうどこのコンビの漫才が始まるところだった。聴いてみたら、どんどん引き込まれた。
 マシンガンのように止めどなくしゃべり続ける村本・・・そういうアクションで笑わせるのかと思ったら、聞いていると言っている中身が現在の社会をまじめに突いて、深い・・・それでいて笑いになっている。聴者を笑わせるだけはない。・・・今後注目の芸人です。
 今後もっと世の人がこの漫才を聴いてほしい。

 リテラという情報サイトにこのコンビのことが載っていたのでたくさんの人が知ってほしい。→https://lite-ra.com/2018/12/post-4420.htm

年賀状に関する違和感

 今年も年賀状が届いたし、自分も年賀状を出した。毎年思うことだが、少なくない違和感、疑問を覚える。

 その1 家族のことが載っている年賀状
 子が就職しました、結婚しました、孫が生まれました・・・・どうでもいいこととは言わないけど、子が就職できない人、結婚していない人(望む場合で)、孫がいない人が受け取ったらどう感じるのだろうか?自分はこういうの不快である。年賀状はその個人に対しての交流であり、知らない家族は関係ないのだが・・・・・そろそろ気づいてほしいと思う。差出人が家族全員になっているのもあって、困ってしまう。

 その2
 手段として、電子メールもありかと思う。が、まだまだそれを否定的に受け止める方もいる。安直な方法で失礼ではという感覚だろうが、気持ちが伝わるのなら方法はどうでもいいと思うのだが。そういう方も、便利で安直なパソコンを使って編集印刷しているケースも多いのでは。気持ちを伝えるなら、筆で直筆で書かいないとダメでは?。しかも、郵便屋さんは駄目ですよ、飛脚でなきゃ。(笑)

 その3
そもそも年賀状って意味あるの? これだけ通信手段が発達した社会で年賀状の意味は何だろうといつも思う。

 その4
 郵便料金が高すぎる。100通出せば6200円。半分でも3100円。自分の家計には手痛い。現在相手を見ながら極力削減中。将来は廃止の方向で考えている。

2018年7月 5日 (木)

FIFAW杯  日本VSポーランド戦

 今回の大会一次リーグ、日本対ポーランドの試合で、日本は1点負けているにもかかわらず点を取ろうとせず、終盤近くにただパスだけ回して1-0のまま時間経過作戦に出た。当然ゲームはサッカーとは程遠くつまらないものになった。
 そうなった理由は、同時に試合をやっている2位争いにあるセネガルが、いくつかの順位決定の基準まで同位。わずかに警告ポイント数の差で日本が勝っていたから。(警告ポイントはプレーすれば増えることはあっても減ることはない)このまま互いのゲームが動かなければ日本が上位になるので、セネガルがこのまま1-0で負けると見越してそれに賭けたということだ。
 さて、これに対して批判と同調が入り乱れた。
批判の根拠は、
・スポーツの最大のフェアプレイは「勝つことを目指して全力を出すこと」であり、負けを維持するなどスポーツとして死んだも同然。
・ほかの試合に自らの上位進出をかけるなど積極性とか攻撃的サッカーとは程遠い。プライドというものがないのか。
・もし、セネガルが点を入れたら即敗退。そんなバクチをしていいのか。
・・・・・等々、まったく正論である。

同調見解は、
・目標は決勝トーナメント進出である。それに向かってあらゆることをしたまで。日本チームも不本意と言っている。
・非常にまれな状況になった。迷うことも無理はない。決勝Tのゲームに的を絞ったのだ。
・警告ポイントが少ない(フェアプレイ)という努力で勝ち取ったものだ。
・これは賭けではない、このままポーランドに仕掛けて返されたり警告をもらったりする確率とセネガルの状況を詳しく見たうえでの確率を考えたことだ、バクチではない。
・・・・等々 フェアプレイという観点以外どれも根拠はある。

 さて、自分はというと、理念としては前者。しかし、現実の問題に直面してしまった日本チームに強く同情する。プレーすれば不利になることはあっても有利になることがない評価数値によって順位が決まるというルールをなぜ決めるのかという疑問が残る。これがプレーで有利に変動可能な基準だったら果敢に攻める選択しかない。抽選という決め方もなくし、プレーで有利に変動可能な評価数値で順位を決めるルールにすべきと思う。
 また、ポーランドも日本につき合うように動かなかった。その理由がわからない。ポーランドは敗退が決まって失うものがないのだからボールを奪って差をつけようとするのがスポーツマンシップだろうに。アンフェアをいうのなら、ポーランドも同じように恥ずかしいサッカーをした。
 わざと手を抜く手法は普通のサッカーの試合で垣間見る。勝っていると、攻撃するしぐさをして意味のない時間稼ぎパスを回すなど現実に行われている。今回も、戦術としては卑怯だが戦略としては上位進出を目指したわけで、そういうのはどうやって明確に区別したらいいのかと思う。リーグ戦では、上位進出が確定していると、レギュラーを外しいわゆる二軍で試合をすることがある。こういうのも考えようによっては全力で戦わないアンフェアの一種?それとも正当な戦略? かつてメキシコ五輪サッカーで銅メダルになった日本は、決勝トーナメントで地元メキシコと当たりたくないので“勝たないように”という指示があったとかいうのを当時の某有名プレーヤーがTVで話していたのを聞いたことがある。

 だが、こういろいろ考えるのは大人の思考であり、サッカーを目指す子どもの目には情けないプレーを見せてしまった。これを思うと根深いしこりができてしまったのかもしれない。おそらくサッカーファンも二分だろうけど、決勝トーナメント一回戦でベルギーに負けてしまったので、時間がたつにつれてしこりが大きくなってしまわなければいいけど。

2018年5月27日 (日)

半分、青い。

MHK朝ドラ「半分、青い。」  
 なかなか面白い展開で原作者は北川 悦吏子さんという方。岐阜県美濃加茂市の出身。自ら腎臓の持病や片耳の失聴をお持ちとのこと、主人公や主人公の母親のドラマ設定のモデルはご自分自身なのではないかと思われます。
 ドラマ舞台は、岐阜県の「東美濃市」という架空の町。実在の町で言えば、中津川、恵那、瑞浪、土岐、多治見あたりになります。岐阜県では美濃の濃を取って、「西濃」(せいのう)「東濃」(とうのう)という呼び方をします。ドラマはこの「東濃」です。私の生まれも北川さんの美濃加茂市、土岐市、瑞浪市に隣接でこの東濃地方なので親近感を持って視ています。国道19号線、丘陵地帯にある墓地、木曽川、明治村、東美濃鉄道の青色バス(これは架空会社で実際は東濃鉄道で赤と緑)など、自分としては違和感のない懐かしいものが次々登場します。ドラマでは子ども時代に木曽川で遊びますが、実際は都市部に流れるのは土岐川で庄内川の上流・・・深く追求するのは野暮ですね、やめときましょう。
 方言(脚本)は、ドラマ用にワンフレーズ程度の語尾や抑揚程度にとどめてうまく作ってあります。100%で話したら何を言っているのかわからずドラマになりませんから。ただ、主人公鈴愛(すずめ)の就職のために協力したJAのおじさんが店に五平餅を食べに来て鈴愛の母親と会話するシーン。あれは正真正銘地元の本物のおじさんだと思います。方言がそのまんまでしたので。また、幼なじみ律(佐藤健)が東京で同じマンションの初対面の正人との会話で、あのイケメン俳優の口からまさかこの地方の典型的な方言「何やっとりゃーす。」が出てくるとは思いませんでした。(笑)
 漫画家の仕事風景が出てくるのも楽しい。自分が中学生の時、漫画家になるにはどうしたらいいかと、漫画の描き方などを少年雑誌で探していました。当時は望月三起也(2年前に亡くなった)のファンで、ある一コマを写そうと試みました。何も知らず藁半紙にコマ割りをして鉛筆で下書き、ペンで書いて消しゴムで消す。そのうち藁半紙が画用紙に昇格しましたが・・・。描いているとどうしても困ったことが二つありました。
 一つは漫画にベタ(黒ぬり部分)でもなく、白でもない半調子(灰色)の印刷部分があることです。例えば顔の影とか・・・。これはお手上げでした。どうやって描いているのか?これは後から知ったことですが、ああいうのは、当時漫画家が、原稿に「アミ」と書いて出版社に渡せばいいのだそうです。仕方がないので、絵の具で灰色をつくって塗ったり、ペンで平行線を並べて描いたり、点を並べて描きましたがどうしてもそれらしくかけず挫折。現在は文具店に「スクリーントーン」なる優れ物があります。実は、30代のころ中学生がスクリーントーンをもっているのを見てびっくり。あの時の疑問が氷解、これなら自分にも漫画が描けるかもと思いました。
 もう一つは、間違えてしまった時どうやって直すのか?という疑問。ペンなので消しゴムは使えません。漫画家ってすごいなあ、間違えずに描けるのかと思いながら、間違えた時はもう一度最初から書き直してそのうち挫折しました。これも後から知ったのですが、ホワイト(当時はポスターカラー)で上から重ねて描けばきれいに印刷できるのです。(これを知ったのは大学生になってから)・・・このように、自分も主人公鈴(すず)愛(め)と同じようなことをしていたので、苦笑しながら視ました。  
 ドラマで“カケアミ”という漫画用語が出てきます。初めて聞く言葉でしたがすぐに意味は分かりました。“網状に重ねて描く“ということ。美術で言う“ハッチング”に近く、線を重ねて明暗調子を出す方法です。
 NHK様、岐阜県東濃地方と岐阜弁と漫画家が市民権を得られるドラマを本当にありがとう。

2018年4月13日 (金)

イラク日報が新たに見つかった

 防衛省が国会で「不存在」と説明していた自衛隊イラク派遣時の日報が新たに防衛省情報本部と陸上幕僚監部で計265日分見つかったとの報。

 当たり前だ。派兵推進者こそ必要とする軍事行動の基本中の基本資料をなくしたり、破棄したりするわけがない。ないと答弁すること自体が嘘であり、なくしたら公務員として職務怠慢。ましてや、命に係わる軍事なのだから、何らかの処罰事項の範疇に入れるべき。

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